Crashlytics 実装のテスト


強制的にクラッシュさせて実装状況をテストする

  1. 強制的にテスト クラッシュを発生させるためのコードをアプリに追加します。

    次のコードを使用するとアプリにボタンが追加され、このボタンを押すとクラッシュを発生させることができます。ボタンには「Test Crash」というラベルが付いています。

    SwiftUI

    Button("Crash") {
      fatalError("Crash was triggered")
    }
    

    UIKit

    Swift

    import UIKit
    
    class ViewController: UIViewController {
      override func viewDidLoad() {
          super.viewDidLoad()
    
          // Do any additional setup after loading the view, typically from a nib.
    
          let button = UIButton(type: .roundedRect)
          button.frame = CGRect(x: 20, y: 50, width: 100, height: 30)
          button.setTitle("Test Crash", for: [])
          button.addTarget(self, action: #selector(self.crashButtonTapped(_:)), for: .touchUpInside)
          view.addSubview(button)
      }
    
      @IBAction func crashButtonTapped(_ sender: AnyObject) {
          let numbers = [0]
          let _ = numbers[1]
      }
    }
    

    Objective-C

    #import "ViewController.h"
    
    @implementation ViewController
    ‐ (void)viewDidLoad {
        [super viewDidLoad];
    
        // Do any additional setup after loading the view, typically from a nib.
    
        UIButton* button = [UIButton buttonWithType:UIButtonTypeRoundedRect];
        button.frame = CGRectMake(20, 50, 100, 30);
        [button setTitle:@"Test Crash" forState:UIControlStateNormal];
        [button addTarget:self action:@selector(crashButtonTapped:)
            forControlEvents:UIControlEventTouchUpInside];
        [self.view addSubview:button];
    }
    
    ‐ (IBAction)crashButtonTapped:(id)sender {
        @[][1];
    }
    
    @end
    
  2. Xcode デバッガを切断した状態で、Xcode でアプリをビルドして実行します。

    1. [ Build and then run the current scheme] をクリックして、テスト用のデバイスまたはシミュレータでアプリをビルドします。

    2. アプリが実行中になるまで待ってから、[ Stop running the scheme or action] をクリックしてアプリの初期インスタンスを閉じます。この初期インスタンスには、Crashlytics の動作を妨げるデバッガが含まれています。

  3. アプリの最初のクラッシュ レポートを送信するために、強制的にテスト クラッシュを発生させます。

    1. テスト用のデバイスまたはシミュレータのホーム画面からアプリを開きます。

    2. アプリ内で、上述のコードを使用して追加した [Test Crash] ボタンを押します。

    3. アプリがクラッシュしたら Xcode からアプリを再実行します。これにより、Firebase にクラッシュ レポートが送信されます。

  4. Firebase コンソールの Crashlytics ダッシュボードに移動して、テスト クラッシュを確認します。

コンソールを更新し、5 分経過してもテスト クラッシュが表示されない場合は、デバッグ ロギングを有効にしてみてください(次のセクション)。

Crashlytics のデバッグ ロギングを有効にする

Crashlytics ダッシュボードにテスト クラッシュが表示されない場合は、Crashlytics のデバッグ ロギングが問題解決に役立ちます。

  1. デバッグ ロギングを有効にします。

    1. Xcode で [Product] > [Scheme] > [Edit scheme] の順に選択します。

    2. 左側のメニューから [Run] を選択し、[Arguments] タブを選択します。

    3. [Arguments Passed on Launch] セクションで -FIRDebugEnabled を追加します。

  2. 強制的にテスト クラッシュを発生させます。この方法については、このページの最初のセクションで説明しています。

  3. ログ内で Crashlytics からのログメッセージを探します。このログ メッセージには以下の文字列が含まれます。このログメッセージがあれば、アプリが Firebase にクラッシュを送信していることの確認になります。

    Completed report submission

5 分経過してもこのログが表示されない場合、または Firebase コンソールの Crashlytics ダッシュボードにテスト クラッシュが表示されない場合は、Firebase サポートにお問い合わせください。その際に、詳細なトラブルシューティングに役立つログ出力のコピーをご提出ください。

次のステップ