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「FOMA® AVユニット」を開発

<2005年7月12日>

NTTドコモ(以下、ドコモ)は、FOMAを利用した応用商品の開発を容易にする「FOMA AVユニット」の第1弾として株式会社ハギワラシスコム(以下、ハギワラシスコム)と共同で開発いたしました。

「FOMA AVユニット」は、一般の機器メーカー様がFOMAのAV通信(テレビ電話)機能を応用した様々な商品を開発することを目的に企画されました。名刺サイズの小型形状であるため、新商品の開発だけでなくメーカー様がすでに開発されている製品にも簡単に組み込むことができ、対応端末であるFOMA P2402または90Xi等の端末と接続する際の機器とのインターフェースとなります。これにより、機器をFOMAテレビ電話に対応させることや外出先からFOMA端末を利用してペットの遠隔モニタリング、ロボットの遠隔操作、あるいはホームセキュリティなど様々な目的の商品をコンパクトサイズ、かつ安価に短期間で開発することができます。

ドコモでは、2004年3月に「FOMA対応ビジュアルコントローラー注意1」を試作し、約1,000名様にモニターをしていただいたことにより様々なご意見を賜りました。今回の「FOMA AVユニット」は、その結果をもとに多くの機器メーカー様にFOMA対応の商品を作っていただけるよう新たに開発したものです。

なお、「FOMA AVユニット」は今秋よりハギワラシスコムから一般機器メーカー様向けに販売する予定です。また、メーカー様が試作品等を簡単に製作できるよう「FOMA AVユニット」用の開発キット(別売)もご用意しております。

ドコモでは今後、メーカー様に「FOMA AVユニット」をご採用いただくにあたり、専用のホームページによるご相談窓口を設け、技術情報提供などの支援をしてまいります。

「FOMA AVユニット」は、2005年7月13日〜15日に東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレスジャパン2005」のドコモブース内にて展示する予定です。

なお、「FOMA AVユニット」の概要は以下のとおりです。

  • 注意1 外出先において、FOMA端末からご自宅の様子の確認や家電製品等の遠隔操作を可能とするコントローラーの試作機。

「FOMA AVユニット」の概要

1. 主な機能

  1. FOMAのテレビ電話通信に必要となる、映像と音声の処理機能と通信制御機能を 搭載。
  2. FOMA通信インターフェースを備えており、コンパクトフラッシュカード型端末(P2402)では直接「FOMA AVユニット」に差し込むことができ、90Xi等の端末ではUSBケーブルで接続可能。
  3. 遠隔地にある「FOMA AVユニット」を、外出先等で利用するご自身のFOMA端末のボタン操作により制御することが可能。
  4. 複数の周辺機器やセンサー類を同時に接続できる汎用インターフェースを搭載。
  5. 外部メモリー(SDカード)スロットを搭載しており、動画や静止画等の保存が可能。
  6. 常時作動している動画メモリーの搭載により、過去に遡った動画再生が可能。
  7. 外出先からFOMA端末で動画像を見ながらの操作を容易にするための、スーパーインポーズ機能注意1 を搭載。
  8. 簡単にプログラミング可能なスクリプト言語に対応。(別売の開発キットとしてソフトウェアを提供)

2. 主な仕様(予定)注意2

サイズ 幅約85mm×奥行き約57mm×高さ約12mm
質量 約32グラム
接続可能機種注意3 「FOMA AVユニット」に直接接続可能な機種
  • FOMA P2402(2005年7月現在)
  • FOMA N900i、P900iなど注意4
通信可能機種注意3 「外出先からの遠隔モニタリング、遠隔操作に対応している機種
  • FOMA 2102Vシリーズ以降全て(2005年7月現在)注意5
対応サービス FOMAテレビ電話通信/64K
FOMAパケット通信/上り:最大64K、下り:最大384K
外部インターフェース <FOMA AVユニット>
  • FOMAコンパクトフラッシュカードスロット
  • USBポート(90Xi等のFOMA端末と接続可能)
  • SDカードスロット(動画・静止画などのデータを保存可能)
  • ボード to ボードコネクタ(映像入出力やPIO、電源やUARTなどの各種信号を外部とやり取りするための144ピンのコネクタ)
<評価用ペリフェラルボード(開発用キット)>
  • 動画映像(NTSC)・音声入出力端子

    (1) 入力系/テレビ、ビデオデッキ、外部カメラ等
    (2) 出力系/テレビ、ビデオデッキ、プロジェクタ等

  • USBポート(USBキーボードなどを接続可能)
  • UARTポート(パソコンや計測機器などの外部機器とシリアル通信可能)
  • I/Oポート(外付けセンサー等と接続可能)

今回の「FOMA AVユニット」の他に、Linux® OS対応のソフトウェア、および専用基板も別メーカーにて共同開発中です。

3. 外観

  1. AVユニット注意6

    AVユニットの写真

  2. 評価用ペリフェラルボード(別売の開発キットに含まれます)

    評価用ペリフェラルボードの写真

4. ご利用イメージ

メーカー様各社に「FOMA AVユニット」を利用した商品の試作をお願いしています。

  1. ロボリアTM(テムザック三洋株式会社様)

    家庭用ロボット「ロボリア」の中に「FOMA AVユニット」が内蔵されており、外出先にて遠隔でお子様やペットのみまもりが可能です。注意7

    ロボリアのイメージ画像

  2. デスクトップ・カメレオンアイ®(ソニー株式会社様)

    360゜パノラマ撮影可能なカメラを搭載した「デスクトップ・カメレオンアイ」と「FOMA AVユニット」を組み合わせることにより、外出先から留守宅の様子をモニタリングし、様々な方向の周辺映像から瞬時に映し出し、ズームすることが可能となります。

    デスクトップ・カメレオンアイのイメージ画像

  3. FOMA対応iSeePetTM(AOSテクノロジーズ株式会社様)

    「FOMA AVユニット」を内蔵したペットの給餌器「iSeePet」を自宅に置いておけば、外出先からペットの様子をFOMAのテレビ電話で見る、声をかける、声を聞く、ペットに餌をあげることが可能となります。注意8

    iSeePetのイメージ画像

5. 企業様からのお問合わせ先

【FOMA AVサポートプログラム】
URL: http://www.foma-av-sp.com/
サポート内容:
  • FOMA AV対応商品開発に関する技術相談
  • FOMA AVユニットの技術資料の開示
  • FOMA AVユニット提供メーカーのご紹介
  • 応用商品事例やソリューション事例のご紹介
  • 共同マーケットリサーチ、共同プロモーションの実施
  • 注意1 スーパーインポーズ機能:
    外出先のFOMA端末から室内の家電製品等を操作する際に、操作方法や温度等の状況をそのFOMA端末のテレビ電話画面に表示する機能です。(例えば、「2」が「室内の監視カメラを上へ向ける」、「6」が「右に向ける」等の操作が、FOMA端末のテレビ画面に表示されたり、温度等がバーグラフになって表示されたりします。)
  • 注意2 仕様は開発中のため、商用品では変更になる可能性があります。
  • 注意3 「接続可能機種」および「通信可能機種」については、動作確認がとれ次第、専用WEBサイト上で順次ご案内する予定です。
  • 注意4 SH900i、SH901iC、SH901iS、D900iは非対応。
  • 注意5 上記以外のテレビ電話対応FOMA端末での遠隔操作においては、映像確認のみのご利用となります。
  • 注意6 AVユニットには、SDカードは含まれておりません。
  • 注意7 不在時に侵入者を検出すると、ロボリアからFOMAにテレビ電話で自動発信します。
  • 注意8 すでにブロードバンド回線対応の「iSeePet」は発売されており、今回はそのFOMA対応版になります。
  • 注意「FOMA/フォーマ」はNTTドコモの登録商標です。
  • 注意「Linux」は、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • 注意「ロボリア」はテムザック株式会社の商標です。
  • 注意「デスクトップ・カメレオンアイ」はソニー株式会社の登録商標です。
  • 注意「iSeePet」はAOSテクノロジーズ株式会社の商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。なお最新のお問い合わせ先は、お問い合わせをご覧ください。

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