iPadユーザガイド
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VoiceOverを使用してiPad画面上に直接点字を入力する
VoiceOverで点字画面入力をオンにすると、物理点字キーボードがなくても、指を使ってiPadの画面上に点字を直接入力できます。点字画面入力を使用して、iPadのナビゲーションやコントロールのための点字コマンドを入力することもできます。
画面上で点字を入力する
点字画面入力を開始するには、VoiceOverをオンにして、以下のいずれかの操作を行います:
ジェスチャを使う: 画面の上端と下端に両手の指を1本ずつ置き、ダブルタップします。ジェスチャが機能しない場合は、「設定」 >「アクセシビリティ」>「VoiceOver」>「点字」と選択します。「点字画面入力」をタップしてから、「アクティベーションジェスチャを使用」をオンにします。
ローターを使う: テキスト入力領域で作業しているときに、「点字画面入力」にローターを設定します。点字画面入力がローターに含まれていない場合は、「設定」 >「アクセシビリティ」>「VoiceOver」>「ローター」と選択します。「ローター項目」をタップしてから、「点字画面入力」を選択します。
iPadを次のいずれかのように置きます:
テーブルモード:iPadを水平にして自分の正面に置きます。
ホールドモード: 画面を自分とは反対の方向に向けて、iPadを横向きにして持ちます。iPadの側面から指を回り込ませて画面をタップします。
1本以上の指で同時に画面をタップして、点字を入力します。
ヒント: それぞれの点の位置を音で確認するには、タッチして押さえたままにし、画面上で指をドラッグします。自然な指の位置に合うように入力点を移動するには、入力を行う6本の指すべて(4、5、6の点に右手の3本の指、1、2、3の点に左手の3本の指)で同時にダブルタップします。
また、ジェスチャを使うと次のようなアクションを実行することができます:
アクション
ジェスチャ
空白を入力する
1本指で右にスワイプ(ホールドモードでは、自分から見て右にスワイプ)
前の文字を削除する
1本指で左にスワイプ
新しい行に移動する
2本指で右にスワイプ
スペル候補を切り替える
1本指で上または下にスワイプ
改行文字を入力する/「メッセージ」でメッセージを送信する
3本指で上にスワイプ
モードを順に切り替える(例えば、点字入力モードとコマンドモード)
3本指で左または右にスワイプ
ただちに点訳する(2級英語点字を入力している場合)
2本指で下にスワイプ
次の点字表に切り替える
2本指で上にスワイプ
点字画面入力を終了するには、2本の指を互いに反対向きにスライドさせるか、2本指でスクラブします(2本の指を素早く3回前後に動かして「z」の文字を描く)。
ヒント: 点字画面入力がオンになっているときに実行できるコマンドとジェスチャを確認し、編集できます。「設定」>「アクセシビリティ」>「VoiceOver」>「コマンド」>「点字画面入力」と選択します。
画面でタイプ入力して点字コマンドを入力する
点字画面入力コマンドモードでは、画面に点字コマンドをタイプ入力することによってiPadをコントロールできます。リフレッシュ可能な点字ディスプレイで使用するものと同じコマンドを使用できます。
VoiceOverがオンのときに、画面の上端と下端に両手の指を1本ずつ置き、ダブルタップして点字画面入力を開始します。
3本指で左または右にスワイプして、コマンドモードに切り替えます。
画面上で点字コマンドを直接タイプ入力します。
Appleサポートの記事「iPhone、iPad、iPod touchのVoiceOver用の共通点字コマンド」を参照してください。
点字画面入力の設定を変更する
「設定」 >「アクセシビリティ」>「VoiceOver」>「点字」>「点字画面入力」と選択します。
以下を設定します:
アクティベーションジェスチャを使用: 点字画面入力を開始するには、画面の上端と下端に両手の指を1本ずつ置き、ダブルタップします。このオプションがオフの場合は、ローターを使って点字画面入力を開始します。
テキスト編集時に自動的に開始: テキスト入力領域に入ったとき、点字画面入力が自動的に開始するようにします。
閉じるまで有効なままにする: アプリを起動したあとや、点字入力モードで項目を選択したあとに、コマンドモードに自動的に切り替え、有効なままにします。
点位置を反転: 6点式点字の場合に、点1と3、点4と6の位置を入れ替えます。
視覚テキストフィードバック: 点字を入力するときに、入力中の内容を点訳したテキストを表示します。
入力フィードバック: 点字画面入力を使用してテキストを入力するときに、サウンドを再生するか触覚フィードバックを返します。
モードの通知: 点字画面入力のモードを切り替えるときに、VoiceOverに読み上げてもらうか、サウンドを再生するか、両方を行います。
点字表: 点字画面入力の方法を設定します。